歩くと土踏まずや踵が痛い時の原因と筋膜調整の効果
目次
歩くと土踏まずや踵が痛い時の原因と筋膜調整の効果
歩くと土踏まずが痛い・つる・こる
土踏まずにある骨が出っ張ってきて痛い
土踏まずの出っ張った骨を押すと痛い
踵をつくと痛い
など土踏まずや踵が痛くてスポーツを断念している子どもたちがいます。
一般的には足底腱膜炎や有痛性外脛骨、セーバー病と診断されることが多く、
サポーターや湿布、インソールなどの中敷きで対応していきます。
また足の裏やふくらはぎをほぐしたり、ストレッチをしたり、姿勢を整えたりすることもあります。
もちろん、ストレッチ・マッサージ・インソールや姿勢改善で良くなることケースもありますが、
トリガーでは「筋膜」に原因があると考え「筋膜」を施術することで症状を良くしていきます。
その理由は、筋膜を整えることで土踏まずや踵の痛みが劇的に変化することをとても多く経験しているからです。
ケース紹介
Aくん(小学生)、サッカーをしています。
最近では走ったりボールをける時に右足の土踏まずが痛くなってしまい、全力でプレーすることができなくなりました。
「痛みを少しでも和らげてあげて全力でサッカーをさせてあげたい」と、Aくんのお母様からご予約をいただきました。
施術した場所
Aくんの筋膜の動きが悪くなっている場所を調べて、実際に施術した箇所はこちら
痛いのは足。
だけど施術したのは・・・頭!?
これは一体なぜなのでしょうか?
足が痛いのになぜ頭を施術したのか?
痛いのは足なのに、なぜ痛い場所じゃなく、遠く離れた耳やふとももを施術したのでしょうか?
Aくんの場合、右足の土踏まずの痛みが起きるよりも前に、2度ほど右足を捻挫した経験がありました。
通常の施術の場合は、右足の捻挫が影響して土踏まずが痛くなったと考えます。
しかし、痛みの原因が筋膜である場合は、整形外科的なトラブルだけでなく内臓のトラブルも頭に入れる必要があります。
内臓を包む膜は腹筋や背筋の筋膜とつながっていて、その延長上には腕や脚があるので、結果的に頭痛や腕、脚の痛みを引き起こすこともあるんです。
そのため、捻挫をするよりも前、もっと言うと幼少の頃から中耳炎や鼻炎、喘息、下痢や便秘など内臓の不調があったかどうか、もう少し詳しくお話を伺います。
私「捻挫する前に土踏まずや踵の痛みはなかった?」
Aくん「捻挫する前から両方の踵が痛かったです。今でも痛いです」
Aくんのお母さん「そういえば幼稚園の頃、園の方針で裸足で遊ばせることが多かったんですが、うちの子だけ異常に足の裏を痛がっていました。かなり過敏に痛がっていたので裸足で遊ばせるのは無理でした。」
私「幼少の頃から中耳炎や鼻炎、喘息などの呼吸器の問題、下痢や便秘など胃腸の問題はありましたか?」
Aくんのお母さん「右足捻挫と同じ時期くらいに中耳炎、外耳炎、副鼻腔炎になりました。踵の痛みはそれよりも前からです」
内臓の影響を疑うエピソードと筋膜のつながりとは?
足の捻挫と同じ時期くらいに連続して、耳や鼻の炎症が起きていました。
どちらが先に起こったかは明確ではなかったですが、内臓の膜の影響を疑うエピソードです。
そして、もう1つ。
「明らかなきっかけがない両踵痛」と「幼児期からある足裏の過敏性」
内臓が影響している場合、足や手の痛みは両側に出ることが非常に多く、しかも怪我という明確なエピソードが無いんです。
これも内臓の影響を考慮する材料となりました。
内臓の影響が疑われた場合、いくつか代表的なパターンを示します。
このように内臓が影響するすると症状が土踏まずや踵であったとしても体幹や頭部ともつながる可能性があるのです。
筋膜調整の結果
筋膜を調整したあとは、土踏まずと踵の痛みはほとんどなくなりました!
まとめ
土踏まずや踵の痛みでスポーツを断念しているお子さまをご心配されるお母さまへ
マッサージやストレッチ、インソールを作ったけど土踏まずや踵の痛みが変わらない。
そんな時は筋膜が原因となっている可能性があります。
筋膜が原因になっている場合は筋膜を整えることで痛みがよくなることが期待できます。
筋膜の悪い場所は痛みが出ている足だけでなく、膝や腹部や頭にある場合もあります。
どこに問題が潜んでいるのかは、詳しくお話しを伺って、全身の筋膜を丁寧に触れていくことで明らかになっていきます。
私たちの経験がお役に立てるかもしれません。
お困りの場合はぜひ一度ご相談くださいませ。